初心者カスタマー 5 新アルバム完成を目前にこの世を去ったと知った時は仕事が手につかないくらいだった。衝撃的だったのは自ら命を絶った事。ファン一人である自分でさえこんな状態になってしまったのだからTeam Aviciiにとってはもっと衝撃的で絶望だったと思う。それでもこのアルバムを完成させ世界で発売してくれた家族とTeam Aviciiに感謝したい。ノリノリのEDMばかりのアルバムではないが近年のAviciiらしさと斬新さが詰まっているアルバムです。DVDは字幕付きで見やすい部分もあったがYoutubeで公開している映像もあり真新しさはなかった。どうせなら全ての曲に対しての制作の裏側を収録してほしかったのが本音でした。しかし3本の特典映像でも彼の制作姿勢が十分伝わるし、世界の人々に愛されていたのが分かる。アルバムの収益は、メンタルヘルス問題、自殺防止と教育、野生動物の保護などで活動している団体をサポートする為にTimの家族が立ち上げた非営利団体「Tim Bergling Foundation」に寄付されます。1.Peace Of Mind (ft. Vargas & Lagola)歌詞はソーシャルメディアについて書かれており、世界中の誰でも常にオンラインでいる現代へ向けてその状態から少し距離を置いてはどうだろうという内容で歌詞も相当こだわっていたそうだ。60年代から70年代の曲調やヒッピー要素だったりRed Hot Chili Peppersを意識した楽曲になっているそう。2.Heavenとにかく全てが素晴らしい1曲で鳥肌もの。ユニバーサルミュージックスウェーデンのCEOも「ピアノパートに深く感動させられた。この曲はいつまでも私にとって特別な1曲」と言うくらい。天国や地獄などの考えに影響を受けた1曲で、Timは「この曲でアルバムを締めくくりたい」「最後にもっていきたいんだ」と語っていたそう。3.SOS (ft. Aloe Blacc)亡くなった後に見つかった手記の中でアローブラックとまた一緒に仕事がしたいと書いてあり歌う事が決まった。ドロップメロディーは実際にTimが弾いている音が使われている。歌詞では希望を見つけているが、SOSを発信する事と気付く事の重要性を綴られた楽曲。4.Tough Love (ft. Vargas & Lagola)インド北東部のサウンドとダンスミュージックが融合された楽曲。Timが電話やメールで伝えていた「リアルなカップルに歌って欲しい」という意思を尊重し共同プロデューサーのヴァーガスとその妻が歌って、家族とレコード会社により採用された。元々はIn Your Armsという曲だったもの。5.Bad Reputation (ft. Joe Janiak)自身への悪い批判に対する楽曲。エスニックなサウンドやのアフリカの音楽影響を受け作られた。Tim本人が作ったイントロから楽曲作りが始まった。6.Ain’t A Thing (ft. Bonn)Timは曲のサビに入る前のピアノのメロディーが段々と上がっていく部分にこだわっていた。そしてこの曲を作るセッションで「ここ数年で久々に、また僕が音楽を心から楽しめた瞬間だった。」と周りに言うくらいのTimが自信を再発見した曲。7.Hold The Line (ft. ARIZONA)Timの高校時代からの友人であるLucas Von Bahderと作った楽曲。ARIZONAがデモを送り、沢山のデモの中から選ばれ作られていった。20種類程のドロップを試して仕上がった。Timは悲しいボーカルに、ハッピーなサウンドが好きだった。なぜなら、そのコントラストが良さを引き出すから。今を最大限に活かさなきゃ。と言っていたという。8.Freak (ft. Bonn)元のタイトルはDenial(否定)人生の辛い時期にいるけど、その状況から脱出する意味もある曲。楽曲がほぼ完成しかけてたけど何か足りないとなっていた時期にTimがSukiyaki(上を向いて歩こうの海外での曲名)を見つけそのメロディーを流し始め口笛部分をサンプリング事が決まった。そのメロディーにシンセを入れ完成した楽曲。9.Excuse Me Mr Sir (ft. Vargas & Lagola)初期のタイトルはFreak(変わり者)この楽曲もRed Hot Chili Peppersやヒップホップを意識して2000年代のCrazy Townのような感じにしたと事。10.Heart Upon My Sleeve (ft. Imagine Dragons)元々この曲はボーカルなしで「True」に収録されていた楽曲。暗い内容で不幸になった内容だが本当の美しさも秘めている曲との事。11.Never Leave Me (ft. Joe Janiak)TimがLAでオマーンに旅立つ前に最後に作った曲。Timはこの曲に強くインスパイアされており1日中ノンストップで椅子に座ったまま、この曲を作っていたと事。12.Fades Away (ft. Noonie Bao)ボーカルのNoonie Baoは I could be the oneで共演している。Don’t you love it, how It all just fades away?全ては次第に消え去るところ そこが素晴らしいと思わないの?のラインを気に入っており、それを元に作られた楽曲。