ミノウラ MINOURA Vergo-TF1(バーゴTF1) 1台用 サイクルキャリア

車に自転車を搭載して移動するとき，通常はそのまま荷室に横たえたり壁にもたれさせたりしますが，それだと振動やコーナリング時の荷重移動により，内装を傷つけたり，自転車同士が当たって傷が付いたり部品が壊れたり，また他の荷物にダメージを与えることがあります。またそのような動きをルームミラー越しに見ていなければならないため，安全運転の面からもふさわしくありません。

荷室の床に置いたベースレールに装着されたフォークマウントに前輪を取り外した自転車を装着することで，すっきりと自立させることができ，そのようなわずらわしい問題からは解放された精神的な安全運転が可能となるVERGOが，新たにVERGO-Excelに生まれ変わりました。

ベースは菱形断面のアルミ製となり，スタビライザ機能を持たせたフォークマウントはクイックレバーで端から端まで自由に左右にスライドさせることができます。
さらにフォークマウントを前後互い違いに配置すれば，さらに車間を詰めることができます。
またフォークマウントは20度刻みで捻ることができ，40度捻った状態だと，従来型VERGOでは不可能だったドロップバー同士でのハンドルを重ね合わせての車間詰めもできるようになりました。

VERGO-Excel-Sには標準で1台分の9mmクイック仕様のフォークマウントが付属しています。

VERGO-Excelでの変更点について

VERGO-Excelはミニバンやワゴンの荷室の床に置くだけです。車体にボルト止めしたり加工する必要は一切ありません。

本体は平たい鉄パイプ製から菱形断面のアルミパイプ製に変更されました。
従来は本体パイプの中心線上にフォークマウントを設置していたため本体自体にある程度の重量が必要でしたが，フォークマウントも含めた総合的な再設計により，思い切った軽量化が可能となりました。
軽量化することによるデメリット（低重心による安定性向上の低下）は問題とはなっていません。逆に軽量化することで，取り扱いが楽になり，さらにわずかながら燃費の向上が期待できるようになります。
クイックを多用した簡便性

VERGO-Excelには新設計されたフォークマウントが装備されています。
本体パイプからオフセットされたフォークマウントは，従来のスタビライザの役目を果たし，急発進時などでの転倒を防止することができます。
さらに前後互い違いに配置すれば，前後どちらに対しても高い安定性を誇ると同時に，ハンドル同士の干渉を防ぎ車間を詰めて配置することが可能となります。

フォークマウントはクイックレバーで自由にその位置を調整できます。
従来は本体パイプ上に設けられた数本の長孔に沿って動かしていたため，大きく動かすにはいったんノブボルトを抜き取らなければならなかったのですが，VERGO-Excelではクイックを緩めるだけで端から端まで自由に大きくスライドさせることができます。
もちろんフォーク先端をクランプするのもクイックレバーです。 オプションフォークマウント 20mmに加え，新たに15mmにも対応

VERGO-Excel-Sには標準で9mmクイック用（ハブナット式にも対応）のフォークマウントが1台分付属していますが，これを交換することでDHなどに使われる20mmスルーアクスルや，さらには最新型である15mmスルーアクスルにも対応することができます。