クロタンは山羊の乳で作った「シェーブルタイプ」と呼ばれるチーズ。 大きさはちょこんと手のひらにのる小ささ。ヤギは牛ほどミルクを出さないとこもあり、小さなチーズが多いです。
クロタンの名前の由来は、馬や羊の落とし物。 そんな形、大きさ?ってことでしょうか。
このクロタンフォイユジャッカンの作り手はフランスの「ジャッカン社」。1個約60gと、コロンとした可愛らしいサイズですが、ねっとりとていてシェーブルらしい風味がしっかり味わえる本格派です。
やぎ乳チーズは、強い個性のある風味が苦手な方も多いですが、作りたてのフレッシュシェーブルと呼ばれるものは、ヨーグルトのような酸味があり、とても食べやすいです。熟成するとクセが強いものが多くなりますが、やみつきになる独特の旨さがあります。
ジャッカンも若いうちはミルキーな風味にかすかな酸味が混じった軽い味ですが熟成が進むにつれ、水分が抜けてほくっとした旨味が感じられるようになります。
「定番を超える定番」を生み出すこと、
それが2022年秋冬のテーマです。
未来に向けて帽子づくりを見つめ直します。