ダコニール1000 500ml
■特徴(2021/10月時点)
ダコニールは、園芸用の基幹殺菌剤として水和剤、粉剤、くん煙剤が野菜、果樹、茶、芝、稲(育苗箱)に広範囲に使用されてきました。このダコニールをフロアブル化したものがダコニール1000です。
散布液の調整が簡単で、作物の汚れが少ない薬剤です。
特長
・広範囲の病害に有効です。
・発売以来耐性菌の出現事例はありません。
・薬液調製が容易です。
・水中分散性・懸濁性に優れていますので、所定量を水中に入れ撹拌すれば速やかに安定した散布液ができます。
※『適用作物・適用病害虫について』
農薬の登録・失効については、随時変更される場合がございます。
下記のサイト等で最新情報を入手して、正しくご使用下さい。
☆農林水産消費安全技術センター
【http://www.famic.go.jp】
[効果・薬害等の注意]
●使用前に容器をよく振る。
●石灰硫黄合剤とは混用をさける。
●ストレプトマイシン剤及びホセチル剤と混用する場合、必ずダコニール1000を先に所定の濃度に希釈してからそれぞれの剤を加え調製する。
●稲(箱育苗)に使用する場合、次の事項に注意する。
○薬害のおそれがあるのでヒドロキシイソキサゾール剤(但し、ヒドロキシイソキサゾール剤・メタラキシル剤除く)との同時施用及び近隣処理はさける。
○緑化期に使用する場合、発病後の処理では効果が劣ることがあるので注意する。
○育苗箱から希釈液が漏出しないように注意する。
●りんごに使用する場合、ゴールデンの後代品種(つがる、世界一、ジョナゴールド等)には使用しない。(葉に薬害)
また、幼果期(落花直後〜20日後頃)の散布をさける。(サビ果)
●なしに使用する場合、二十世紀以外の品種には使用しない。二十世紀であっても7月以降に使用する。
●有袋栽培のももに使用する場合、除袋直後の散布はさける。(日やけ症状)
●いちじくに使用する場合、果実肥大期の初期あるいは夏期高温時の散布はさける。(果実に薬害)
●ねぎ及びわけぎに土壌灌注として使用する場合、は種時から出芽直後の処理は注意する(生育抑制のおそれ)。
●レタスに使用する場合、高温期の灌注はさける。(生育遅延のおそれ)
●しそに使用する場合、葉に薬液が飛散しないように株元に限定して散布する。
●花き類に使用する場合、花弁に薬液が付着すると漂白・退色などによる斑点を生じる場合があるので、着色期以降の散布はさける。(薬害)
●芝に使用する場合、夏期高温時の散布、特に暖地では葉に薬害(黄変または褐変)を生ずることがあるので注意する。
●適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
[安全使用上の注意]
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにする。
●誤飲に注意。
●眼に入らないように注意。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。(刺激性)
●皮ふに付着しないように注意。皮ふについた場合は直ちに石けんでよく洗い落とす。(刺激性)
●夏期高温時の使用はさける。
●散布時は保護クリームをつけ農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用する。作業後は直ちに身体を洗い、洗眼、うがいをして衣服を交換する。
作業時の衣服などは他と分けて洗濯する。
●かぶれやすい人は作業はしない。施用した作物などに触れない。
●水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池周辺での使用はさける。
●水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しない。
●移植後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意する。
●水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
●使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
●街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用等に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
ダコニール1000 500ml