キングオブブレンダーズ 4 ストックしていたユニット(古いものは50年前、新しいものでも20年近く前)をせめて音を出してやらないとと思いSP自作を再開。EVのTX1152を基準にしようと購入。ボーカルの定位、立体感、低域の量感がすごい。次に、音工房ZさんのD-10改?を入手してFE108super搭載。以前は長岡鉄男氏まっしぐらで、D-7mk2に始まり、MX-10、スーパースワン、D-55、ネッシー等々製作。自分製作の長岡式BHは250Hz付近の盛り上がりがうるさく聞こえてたのが音工房Zさんのはスッキリ、ばっちり。で、Z700-FE88sol購入。低音ばっちり。高音が物足りないのでリボンツィーター購入。今はアンプのトーンコントロールで高域を少し持ち上げて聞いてます。昔だったら音質劣化するから絶対にアンプはdirectでしたね。FE-83があったので長岡氏曰くマトリックスの決定版MX-15あたりを参考に構想中にこのモデルを発見。BHBSにも興味があったので購入しました。送ってきて1週間以内に作りましたが、吸音材やセッティングでしばらく遊んでました。MX-10と比べても低音は出てると思います。コーナーにセッティングしてますけどさすがです。高域は少しきつい。エージングでかわると思います。今のリファレンスの最近作った長岡氏のモアイ(ユニットは30年物、ウーファーはウレタンエッジを張りなおして使用)と比較すると、当たり前ですが負けます。マトリックススピーカーの音場は独特に思います。いわゆる音像がが右、左に定位するとかではなく、スピーカーの周りに空間ができる感じ、うまく表現できません。スピーカーマトリックスでリアの音量を上げていくと左右に定位していたものがスーッと中央に寄って行くのに空間は広く残っている感じに近いです。長岡氏も聞く人によって感じ方が全然違うと書いてます。人によって違うってどういうことなのだろうと疑問に思ってました。他人の感覚はわからないので外観の違いで、耳の形はどうだろう?私の耳は正面から見てあまり見えない。しいて言えば正面の音が聞きにくいけど斜め後ろの音が聞きやすい。草食動物と肉食動物の違いに似てる。で、このスピーカーを聴くときに耳を正面に少し(5mmでも違う)立ててやると、情報量が増える、立体感が出るように感じる。耳が悪い人が手を耳にあててパラボラにするのと一緒です。2chで聴くときも私はSPと自分の位置が正三角形の頂点より内側、直角二等辺三角形の直角に近い位置で聴くと気持ちよく音楽に没頭できます。マトリックススピーカーの側面ユニットの角度や距離を変えてみると面白そうですが、このスピーカーのメリットはコンパクトな一個のSPで広大な音場を感じられることですから、意味がないですかね。あとはソースですが鳥の楽園セイシェルはイマイチ。高さが出ない。エミリークレアや竹内まりやの告白はきちんと聞けますが空間は広くはない。ピンクフロイドは広め。意外だったのは久保田利伸のmissingが一番広がった。ONE OK ROCKの the beginning はハイファイ向きではありませんが空間がノイズで埋まる感じが出ます。人間は視覚情報が圧倒的なので暗くして聴く方が私は広がりを感じられます。あとマトリックススピーカーにあったソースのリストを同封してほしいです。もう一つTVの野球中継はイマイチでした。