《結晶塗装の特徴》
結晶塗装の第一の特長は意匠性の高さです。
ガンコートのように放熱性が向上したり、パウダーコートのような塗膜の強さもありません。
一液タイプなので溶剤は苦手です。しかし見た目の良さだけではなく、シリンダーヘッドカバーに施工した場合エンジンの静粛性向上が期待できる場合があるのです。
これは結晶塗装を使用したユーザー様からの報告ですが、まだらに剥がれたヘッドカバーの純正結晶塗装を塗り替える際、
いったん剥離してバフがけしたところ、ヘッド周りから聞こえるタペット音が剥離前より耳障りになったというのです。
そして次に私たちの結晶塗料でリペイントしたところ、気になる音は剥離前のレベルに戻ったそうです。
《塗装方法について》
専用の焼付道具を準備するほどではないと躊躇される方の中には、ストーブの上に置いて工業用ドライヤーで炙ったりー、
18リットルの一斗缶や20リットルのペール缶にドライヤーの熱を送風して加熱するなど、独自のアイデアで焼付環境を整備している方もいます。
いずれの場合でも、美しい縮れ模様に仕上げるにはパーツ各部で温度のムラがないよう均一に加熱することが重要です。