ひととえ こがね芋 10号 KGB-10

浦澤豪徳 5
この製品を選ばれる方は篳篥をやってみたいという方が多いのではと思われますが、これは篳篥ではなく、篳篥の仲間で主に中国で使われている管子という楽器です。日本だと管子とは何だというより誰だ？になりかねないので商品名を篳篥としているのかもしれません。ですので、同じところもあれば違うところもあります。篳篥の教本もそのまま全て適用できるものではありません。外観の違いとして、まず大きさが違います。管子のほうが大きいです。また、指孔の形も篳篥は縦長ですが、管子は丸です。裏側の孔の数も篳篥2に対して管子は1。役割もフォーマルな篳篥では親指を置くための孔に対し、管子は音の高低に利用されます。製品情報の画像に指法表が掲載されていますが、これを見ると音高によって平吹と越吹というオーバートーンによるであろう吹き分けがあること、その切り替え箇所が1オクターブではなく1オクターブ半だということ、つまり開管ではなく閉管を原理としていることがわかります。指法表にある数字欄は下が音程(Cを1とする表記)、上が製品に添付されている練習帳の数字と思われます。閉管なので、管長からは想像しづらい低い音が出ます。また、オーバートーンのきっかけをつくる孔は管の一番上にある人差し指の孔です。リコーダーに慣れているとつい裏側の孔でやってしまいがちです。Xaphoonというシングルリードの楽器に似ていると思います。練習帳は音程によって孔から親指を外すときなど楽器の保持が難しくなることに対して慣れるような曲が組まれているようで、最初に取り組んでおくべきかと思います。越吹も比較的早い段階で出てきます。越吹の音を鳴らすときは開管楽器より息の速度を高くすることを意識すると発音しやすいようです。練習での注意点として、同じ指法でも普通に2音くらい高さの違う音が出てきて、間違った音程でも割と綺麗な音色が保たれてしまうこと。この楽器の特性なので良いことなのですが、慣れないうちはチューナーで音程を確認することが重要です。私自身まだ添付の練習帳に取り組んでいる途中なのですが、いつかコントロール出来るようになったときに表現できるであろう幅の広さとこの取り組み甲斐の高さ、それがこの金額で手に入れられることを考慮すると大変良い製品なのではないでしょうか。私の出荷分だけかもしれませんが、指法表も同梱されていたらなお良いと思います。

板東信子 5
中々手に入らなかったが呑んでみて兎に角美味しい、手の込んだ仕事をしているな?と感じました、又呑みたい

Amazon カスタマー 5
いろいろ食べたけどここが一番美味しい！