クリスマスに誕生した最初の一滴
1963年、プレンデッド用にではなく、世界で初めてシングルモルトとして発売したグレンフィディック蒸溜所。
その創業は1887年にまで遡り、開拓者精神あふれるウイリアム・グラントによって開設されました。建物は家族総出の手づくりで、設備も中古のものでした。
待望のモルトウイスキー最初の一滴が生まれ出たのはその年の奇しくも12月25日、クリスマスの朝だったといいます。
以来、1世紀以上、グレンフィディック蒸溜所はこの谷で創業者ウイリアム・グラントの時代と同じ製法で、優れたモルトウイスキーをつくり続けています。
唯一のシングルモルト グレンフィディックは、木製の熟成タンクのみを使用している唯一のシングルモルトウイスキーです。 これらの木の樽は、伝統的な倉庫に寝かされ、熟成されます。倉庫内部は暗く湿っており、湿度や環境はウイスキーが熟成される為の最適な状況を提供しています。この環境のもとグレンフィディックの原酒が特有でパランスの取れた個性をうみだすのです。オーク材の後熟タンクをつかっているのも唯一グレンフィディックだけです。 異なるウイスキー原酒の個性をなじませ、グレンフィディックの味わいに仕上げる為に最低9ヶ月間後熟をさせます。それはウイスキー製造の世界ではすたれかかっている「芸術」ですが、グレンフィディックは、この工程を大切にしています。
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